✔︎足首が硬くてしゃがめない
✔︎足首が詰まる
✔︎すぐ捻挫してしまう
など足関節に不調や慢性的な痛みがありながらもプレーをするスポーツ選手は多くいるのではないでしょうか?
これらの原因として
背屈可動域制限
が問題として挙げることができます。
しかし、背屈可動域制限を改善するためにアキレス腱のストレッチなどをしても思うように改善しないケースがあります。
なぜ、ストレッチだけでは背屈可動域が改善しないのでしょうか?
目次
- 硬さ・つまりの原因
- 背屈と距骨の動き
- セルフチェック
- セルフケア
- まとめ
1.硬さ・つまりの原因
足関節は背屈において
距骨が後方内側に移動することで構造的な安定性が高まります。

しかし
足関節はスポーツにおいて傷害発生率が高く、適切な応急処置、固定、リハビリテーションが不十分になると、足関節を構成する距骨などの位置が乱れ構造的に不安定な状態となります。
これは足関節のマルアライメント・筋や腱などの柔軟性低下による可動域制限・筋出力低下を招く可能性があります。
そのためスポーツ復帰には
✔︎マルアライメントの改善
✔︎可動域制限
✔︎筋出力の改善
など足関節に対するアプローチが求められます。
しかし、損傷が軽度の場合にはスポーツ活動が可能なこともあり、足関節の機能が回復していない状態で復帰したり、股関節や膝関節の代償動作を引き起こすケースもあります。
そのため受傷後、早期から足関節へのアプローチを行うことが重要になります。
2.背屈と距骨の動き
距骨の後方内側移動には
距骨後方の組織の柔軟性
がポイントになります。
なかでも長母趾屈筋は距骨の後方内側を走行し、背屈時の距骨の後方への動きに関与します。
また、アキレス腱前方に存在するkager`s fat padの柔軟性の低下も距骨の後方移動を制限するため柔軟性改善のポイントとなります。

3.セルフチェック
では背屈の動きをセルフチェックで確かめていきます。
Half kneeling dorsiflexion test | 目標45°
足部全体に荷重しながら背屈を行い、下腿の角度が45°未満の場合には距骨の後方内側制限を疑います。

このチェックで足関節に硬さや詰まりを感じる場合には距骨の動きが低下している可能性があるため柔軟性の改善をはかります。
4.セルフケア
柔軟性の改善には距骨後方の長母趾屈筋とkager`s fat padに対するセルフリリースを行っていきます。
長母趾屈筋
母趾の屈曲を行い距骨後方を走行する長母趾屈筋腱の収縮を触れ、腱に沿ってリリースを行います。
アキレス腱-kager`s fat pad
長母趾屈筋後方とアキレス腱前方に位置するkager`s fat padの柔軟性を改善していきます。
これらのケアを行った後にセルフチェックの動きを再度行い、背屈可動域が改善するかチェックしてみましょう。
5.まとめ
足関節の硬さのや詰まりの原因には距骨の動きが背屈可動域に影響を与えている可能性があります。
ストレッチで改善が見られない場合、距骨の動きを改善し足関節の安定性を得ることが不調の改善につながります。
足関節の不調の解決の参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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