足部は地面と接する唯一の部分であり
荷重時に地面に効率的に力を伝える
着地などにおいての衝撃を吸収
などの役割を果たし、スポーツだけではなく日常の生活での運動にも密接に関わってきます。
足部は形状が変化するアーチ構造によって安定性や柔軟性が高まり、ランニング・ジャンプ・ストップなどの強度が高いスポーツの動作にも耐えることができます。
しかし
扁平足に代表されるように、足部アーチが何らかの原因によって低下してしまった場合、足部は不安定な状態となり全身の運動に影響を与えます。
そのため
足部の不安定性を他の関節での代償動作が発生してしまい、傷害招いたり、スポーツのパフォーマンスにも影響を与える可能性があります。
今回はスポーツにも関わる足部アーチの重要性についてお話していきたいと思います!
目次
- 足部アーチの役割
- 内側縦アーチの関わり
- 内側縦アーチの機能不全
- トラス機構|改善アプローチ
- まとめ
足部アーチの役割
足部のアーチは
内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチによって構成され、骨・靭帯・などの静的安定組織と、筋や足底腱膜などの動的安定機構によって安定性が保たれています。

アーチ安定機構
静的安定機構→骨・靭帯・関節包などによる支持
動的安定機構→筋肉による支持
そのため、足部は荷重するスポーツにおいては
地面と接触する唯一の部分となるため、足部の安定性はスポーツの動作に大きな影響を与えます。

スポーツにおいて接地のタイミングで足部アーチが安定がすることによって、剛性が高まり動作スピードを高めることにもつながります。
つまり足部アーチを安定させるアプローチは、スポーツ現場でのトレーニングを指導するうえではとても重要なポイントと考えることができます。
内側縦アーチの関わり
内側縦アーチは
踵骨・距骨・舟状骨・内側楔状骨・第1中足骨によって構成されます。

この内側縦アーチは
舟状骨が頂点となり足底腱膜や筋などに支えられることによって足部にかかる衝撃を吸収することができます
しかし
舟状骨が低下してしまう内側縦アーチの低下は、足部にかかる衝撃を吸収できない不安定な状態となり、足部で身体を支えきれなくなってしまいます。

この内側縦アーチの低下はスポーツでも問題となる
扁平足障害やシンスプリントなど足部や足関節周囲の傷害につながる恐れがあります。
また
着地などで衝撃を吸収できず股関節や膝関節など他部位の代償を招いたり、ランニングなどの地面に力を伝えるシーンでも、力を効率的に伝えられなくなるなどスポーツのパフォーマンスにも影響を与える可能性があります。
では、どういった原因で内側縦アーチは低下してしまうのでしょうか?
足部アーチ機能不全
内側縦アーチの低下の原因として
トラス機構の機能不全があります。
トラス機構は足部内在筋群や足底腱膜の伸張することによって、荷重時の内側縦アーチの落ち込みを防ぎ、衝撃を吸収することができます。

しかし
足部の内在筋群がうまく収縮しない場合には、トラス機構も十分に機能せずに荷重時の内側縦アーチの低下を招いてしまいます。

トラス機構の機能不全は、アーチの低下により荷重時にかかる衝撃を支えることができず、結果的に膝関節の外反などの代償を招き他の傷害などにつながる可能性があります。
そのため
トラス機構の機能を改善し、内側縦アーチの低下を防ぐためことは傷害予防の観点からもとても大切なポイントになると考えることができます。
トラス機構改善アプローチ
ではトラス機構の機能を高めるためのトレーニングについてご紹介していきたいと思います。
トラス機構の機能を改善するためには内在筋の収縮を促すトレーニングを行っていきます。
内在筋トレーニング①
内在筋群でも短母趾屈筋・短趾屈筋などの収縮は内側縦アーチを安定させることが期待できます。
内在筋の収縮を促していきたいため、足趾が曲がってしまう動作はNGとなるので注意しましょう。
踵骨と中足骨を近づけ内側縦アーチを持ち上げること意識することがトレーニングのポイントになります
内在筋トレーニング②
母趾外転筋は内側縦アーチを安定させる機能があるため
母趾を開く動きを繰り返し、母趾外転筋の機能改善を図ります
まとめ
以上、足部アーチの重要性についてお話させていただきました。
足部は細かい部分ではありますがしっかりとアプローチすることで傷害予防やスポーツのパフォーマンスにも影響を与えます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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