膝を安定させる膝蓋骨の動き

スポーツで膝の前側がよく痛む
お皿の周りが硬い感じがする
前ももがつっぱってしゃがみにくい

など

膝前面の痛みはスポーツにおいて問題となりやすい症状の一つです。

この膝前面の不調には膝のお皿と呼ばれる”膝蓋骨”の動きが関わっています。

膝蓋骨の動きが悪くなってしまうと、運動での膝の痛み、硬さだけではなく、力が入りにくくなるなどスポーツのパフォーマンスにも影響を与えているかもしれません!

そこで今回は膝に関わる膝蓋骨の重要性について解説していきたいと思います。

目次

  1. 膝での膝蓋骨の動き
  2. 膝蓋骨のマルアライメント
  3. マルアライメントの原因
  4. セルフケア・エクササイズ
  5. まとめ


1.膝での膝蓋骨の動き


膝関節は大腿骨・脛骨・膝蓋骨によって構成されます。

なかでも大腿骨と膝蓋骨で構成される膝蓋大腿関節では膝蓋骨が大腿骨の上を移動することによって構造的に安定することができます。


この膝蓋骨の移動により膝はスムーズに動かすことが可能になります。

この膝蓋骨の動きは大腿四頭筋によってコントロールされおり、特に内側広筋と外側広筋の柔軟性や筋力に左右されます。

しかし

膝蓋骨の動きが何らかの原因によって制限されてしてしまうと、大腿骨との間で圧迫されるストレスが高まり、膝の前面の痛みや曲がりにくいといった不調を招いてしまいます。

では、どのような原因により膝蓋骨の動きは制限されてしまうのでしょうか?

2.膝蓋骨のマルアライメント


膝蓋骨の代表的なマルアライメントとして

膝蓋骨の外方偏位

が挙げられます。

膝蓋骨の外方偏位は膝蓋骨が外側に引っ張られてしまい、大腿骨との位置が乱れることにより膝関節は不安定な状態となります。

これは、膝蓋骨を内側に引く内側広筋の収縮にも影響を与え、結果的に大腿四頭筋の筋力の低下(伸展力の低下)などを招く可能性があります。

そのため

膝蓋骨の動きが悪くなると、膝のお皿周りの痛み、動きの制限に加え、大腿四頭筋の筋力が十分に発揮できておらず、スポーツのパフォーマンスに影響を与えているかもしれません。

3.マルアライメントの原因


この膝蓋骨外方偏位の原因として

内側広筋と外側広筋の柔軟性と筋力バランスの低下が考えられます。

膝蓋骨外方偏位の原因
①外側広筋の柔軟性低下
②内側広筋の筋力低下


外側広筋が硬くなり柔軟性が低下した場合、膝蓋骨は外方に移動してしまいます。

また、膝蓋骨を内側に引っ張る内側広筋の筋力が低下すれば、外側広筋に引っ張られてしまい膝蓋骨は外方に移動します。

つまり

外側広筋の柔軟性を改善して内側広筋の筋力を高めることが膝蓋骨を安定させ、膝の動きをスムーズにするためには欠かせないポイントになります。

4.セルフケア・エクササイズ


1|外側広筋リリース

外側広筋と腸脛靭帯に指をいれてほぐして膝蓋骨外側の柔軟性を改善していきます。


2|内側広筋エクササイズ

股関節を外転させて腸脛靭帯を緩ませた状態で膝関節を伸展させ、内側広筋を収縮させていきます。


5.まとめ


膝の前面の痛みや曲がりにくさなどの原因として膝蓋骨の動きが悪くなっている可能性があります。

膝のコンディションに悩む場合には膝蓋骨の動きを見直して、ケアやエクササイズをして膝蓋骨の動きを改善してみましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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